最近、雑誌やテレビなどを賑わせている「ファスティング」。ファスティング(断食)をすることで、ダイエットやデトックス効果が期待できるといわれていますが、どのような方法があるのかご存じですか? また、その効果も気になるところですよね! ここでは、ベーシックな方法や初心者の方でも始めやすい方法などをふまえて、ファスティングの基本をお伝えします。
まずはファスティングの効果を知ろう
「ファスティング(断食)だなんてカラダに悪くないの?」と思っている方も多いのでは?
ファスティングとは、特製のジュースや水等を摂取してカラダをリセットさせる断食療法のこと。
実は、病院でも取り入れられている治療法のひとつです。
一般的にいわれているファスティングの効果は下記のとおりです。
もちろん個人差はありますが、実にさまざまな効果が期待できることがわかりますね。
体脂肪が落ちる
毒素を排泄する(たまっていた便の排泄)
大腸をきれいにする
臓器を休ませる
血液をきれいにする
肝臓をきれいにする(肝臓を休ませることにより、解毒作用が正常になる)
味覚が正常になる、思考がスッキリするなど、感覚を敏感にする
深い呼吸ができるようになる
免疫力を高める
体質改善
胃が小さくなる
腸はずーっと働きっぱなし
健康のために、食事は欠かせないもの。しかし、消化活動を行う際、胃や腸にかなりの負担がかかっているのはご存じですか? 飽食な現代では、私たちの消化器官はお疲れ気味。ファスティングの最大の目的は、毎日絶えず働き続ける胃腸を休めることだと言われています。
代謝酵素を活性化させることが大事
消化を行う際に必要となるのが「酵素」で、私たちが生きていくために、なくてはならないもの。
酵素には大きく分けて2つの種類があります。
1つは消化酵素といって、食べ物の消化吸収を助ける役割をもちます。
もう1つは代謝酵素といって、エネルギーやたんぱく質の合成、毒素の排出などの代謝を助ける役割をもちます。
ただし、一日に生産される酵素の総量には限りがあるため、消化酵素としてばかり使っていては、代謝酵素が不足しがちになってしまいます。
ファスティングを行うと、消化に使われる「消化酵素」の量がおさえられ、その分を「代謝酵素」として使うことができます。
代謝酵素が活性化すると、たまった毒素を排出したり、自然治癒力が高まったり、細胞が修復されたりと、
各機能の向上や体質改善が期待できるのだとか。これが前述したファスティングの効果につながっているのですね。
ファスティングの種類
ファスティングと一口に言っても、方法や期間などがたくさんあります。
自分の生活リズムに合わせて無理のないように行いましょう。
また、自宅で行う場合は、3日以上のファスティングは控えた方がよいとされているのでご注意を。
初心者でも簡単!プチファスティング(半日)
固形物を食べないのが難しい方や初めての方は、まずはこちらから。一般的な方法としては、夕食を20時頃までに済ませ、翌日の朝食はなし、お昼は12時以降に軽めのランチ、その日の夕食はお粥などにするものです。「もっと手軽にしたい!」という方には、ミネラルやアミノ酸、乳酸菌などの入ったサプリやドリンク、スムージーなどを使って、3食中1食をドリンクに置き換える方法もあります。
プチファスティングは、食べる量をコントロールする、もしくは1食を置き換えるだけなので、毎日続けてもOKです。デトックスやダイエットというよりは、食べすぎやカロリーの過剰摂取を防ぐといった、食事量のコントロールをする意味合いが強くなるようですね。
短期集中!週末ファスティング(1日)
平日はしっかり食べたいという方におすすめなのがこちら。金曜日のランチから準備を始め、土曜日をファスティング期間、日曜日を回復期間として行います。仕事や勉強への影響が気になる方でも週末だけで済ませられますし、定期的に取り入れやすいのでおすすめです。1日断食を行うことで臓器を休ませることができるので、週末のリフレッシュにもなりますよ。
効果実感!3日間ファスティング
しっかりがんばりたい方におすすめなのが、こちらの方法です。
まずは断食を行う前に、準備期間を設けて、徐々にカラダを慣れさせます。準備期間は7〜2日間程度を目安にして、食べる量を徐々に減らし、肉や魚、加工食品、揚げ物などを控えて和食を中心とした食事を心がけてください。
ファスティング期間中の3日間は、野菜ジュースやフレッシュジュースなど栄養を補える飲み物や水を摂取して過ごします。
ファスティングを終えたら、回復期間を2〜3日間設けてゆっくりと身体を戻しましょう。最初はおかゆや具のない味噌汁などの流動食から始め、徐々に消化の良い固形物へと変えていくのがポイントです。ダイエット効果だけでなく、解毒効果もあるといわれており、努力に見合った成果が期待できるかもしれませんね。
身体スッキリ!内側からキレイを実感
ファスティングはただ食事を断つだけというものではなく、貧血やめまいなどを起こさないよう、バランスよく栄養素をとりながら行うことが大切です。
スムージーやヨーグルト、フレッシュジュースなど、何を使って、どのくらいの期間ファスティングを行うか、自分に合った方法で試してみましょう。
ファスティングを終えた後はカラダも心もすっきりして、清々しい気分を味わえるはず!
あなたもカラダの変化を楽しんでみてはいかがですか?
ポイント
ダイエットだけでなく、カラダの内側をキレイにするファスティング。
あなたのライフサイクルに合った方法を取り入れて、健やかなカラダをキープしましょう!