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天使のビューティ&ヘルスコラム
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知らないと怖い「腸もれ」:あなたの腸内環境は大丈夫?

「腸もれ」という言葉を聞いたことはありますか?それは、私たちが口にした食べ物や飲み物を、消化・吸収してくれる腸のバリア機能が薄くなり、カラダにとって良くないものが体内に吸収されてしまう怖い症状です。最近アレルギー症状が悪化してきた、よくお肌が荒れる、体臭が気になるようになったという方は、実はこの腸もれが原因かもしれません。今回は腸もれの仕組みと対策方法を学びましょう。

腸もれって何?

腸には食べ物を吸収し、菌や有害物質を吸収させないようにする働きがあります。しかし、腸内環境の悪化により腸表面の網の目が広がってしまい、体内に悪い要素が流れ出してしまうことを「腸もれ」と呼びます。
腸もれの正式名は「Leaky Gut Syndrome (リーキーガットシンドローム)」といい、現代の日本人が抱える健康問題のひとつです。

一般的に私たちの腸の長さは7~9メートルあります。お米や雑穀中心の食生活を長く行ってきた日本人は、消化により時間がかかることもあり、肉を多く食べる西洋人よりも腸が長めだと言われています。私たちが口にした食べ物や飲み物は消化液と混ざって胃に運ばれ、そのあと腸内でさらに小さく分解され、体内へと吸収されていきます。

この吸収の過程で、通常ならカラダにとって悪い成分や毒素がフィルターにかけられますが、何らかの原因でそのフィルター機能が低下してしまうと、腸壁のバリアが機能せず腸から体内に向けて、本来なら吸収されない悪い要素が「漏れる」のです。

腸もれで発生する症状

実際に腸もれが発生すると、以下のような症状が発症しやすくなります。

  • アレルギーや花粉症の悪化
  • アトピー性皮膚炎
  • 体臭悪化
  • 栄養吸収力の低下
  • 免疫力の低下

また腸もれが発生していると、腸の炎症を抑えようと、24時間副腎が働くことになります。その結果、副腎が疲労してしまい、血圧や血糖値に影響が出るほか、免疫ホルモンの低下による体調不良や、女性ホルモンの乱れによる生理不順といった症状を引き起こすこともあります。

腸もれにならないためにはどうすれば良い?

カラダや私たちの生活にまでさまざまな症状を引き起こす腸もれ。腸もれをしないために大切なことは、普段から腸内環境を整えるよう意識することです。日常生活のなかで意識できることは、

  • 腸に負担がかかりすぎないように食事はよく噛む。早食いをしない。
  • カフェインやアルコールの過剰摂取に気を付ける。
  • 腸内細菌のバランスを整えるようにする。
  • デトックスで腸内環境を改善する。

といったことです。
白いもの(小麦、白砂糖、牛乳)を少し控える、一定期間ごとに夕食を抜くような軽い断食を行うといった、デトックスや腸のリセットを行ってみるのもおすすめです。
消化を助けるサプリメントを摂取したり、栄養バランスのとれた食生活を心がけたりするなど、日常生活を送るうえで無理なくできる対策が大切です。もちろん、ストレスを溜めすぎないようにする、といった対策も忘れないようにしましょう。

まとめ

腸はカラダにとって大切な栄養分を体内に吸収してくれる大切な器官です。しかし、そのバリア機能が低下し「腸もれ」が発生すると、普段は体内に入ることのない悪い要素を取り組んでしまいます。最近体調不良が多い、免疫が落ちてしまってアレルギー症状が悪化してきた、病気になりやすい……などの症状が気になるあなたは、腸内環境や生活習慣の見直しを行い、腸もれ対策を取り入れてみましょう。

ポイント
腸内環境をしっかりと整えて、腸もれにならないよう体質改善を行い、健康な毎日を目指しましょう。

執筆者:松山 夕稀己(まつやま ゆきこ) プロフィール

一般社団法人国際抗老化再生医療学会(WAARM)事務局長
ハワイ大学教授
ハワイダイエット日本支部所長
アテナクリニック心理学士
アテナクリニックアンチエイジングカウンセラー
オルソクリニック銀座国際顧問
20年前にハワイに移住。心理カウンセラーとして働く他、現地で病院や高齢者施設の運営を行う
現在は日本とハワイを拠点に活躍中