日々健康に過ごすために、運動をしたり、栄養バランスを意識した食生活を心がけたりしている人も多いのではないでしょうか?
しかし、せっかく取り入れた酸素や栄養も、運んでくれる血液がドロドロであっては、全身には行き届きません。健康美を目指すなら、まずは「血液サラサラ」になるためのケアを始めましょう。
血液ドロドロだとなぜ悪い?
私たちのカラダは、日々、再生と修復を繰り返し、常に新しい細胞に入れ替わっています。そうした「代謝」に欠かせないのが、血液です。24時間休むことなく、食事から得た栄養素や酸素、さらに体内で合成されたカラダを作る材料を運び、そして老廃物を排泄するために全身を循環しています。
そうした血液を運ぶための血管は全身にあり、指先の毛細血管まで広がっています。通常、サラサラと流れるきれいな血液であれば、滞ることなく末端にある毛細血管まで栄養が届きます。ところが、血液の質が悪くなると流れにくくなり、体内で渋滞が起こってしまったり、毛細血管に行く前に詰まってしまったりして、全身に行き届かなくなってしまいます。
栄養が届かなければ、新しい細胞に生まれ変わることができなくなります。そして、そのうちに細胞の新陳代謝が低下し、肌荒れをはじめ、髪や爪の荒れ、体内であれば便秘や消化不良、月経不順、さらには冷えなど、さまざまな不調を起こしてしまうのです。
血液サラサラは食事の見直しから
では、サラサラ血液にするためにはどうしたらよいのでしょうか? まず見直したいのは、食事の内容です。
私たちのカラダが食べたものからできているように、血液も同じく食べたものから作られます。血液を作る材料として、一番大切なのがタンパク質です。脂肪の少ない赤身の肉や魚、卵、豆腐などを食べるようにしましょう。特に、赤みの肉には鉄や亜鉛といったミネラルも多く含まれており、積極的に摂りたい食材です。また、牛肉や羊肉に多く含まれるL-シスチンは肝臓の不調にも効果があり、解毒作用が期待できます。カラダの再生工場ともいわれる肝臓をいたわることで、不要なものを流してしまいましょう。
一方で、血液の質を悪くしてしまう食材もあります。例えば、砂糖を多く含んだ甘いものや動物性の脂肪、添加物の多いインスタント類などはできるだけ避けること。意識して、カラダに負担の少ない自然由来の食材を摂取したいものです。
プラスαの食材で、サラサラ度アップ!
カラダの熱を生産する筋肉は、体温の維持に欠かせないもの。筋肉量が減少すると、体温の低下にもつながります。現代人は昔と比べて慢性的な運動不足に陥りがち。家電製品や乗り物の登場によって暮らしはずいぶん便利になりましたが、その代償として運動量は減少する一方です。便利な生活と引き換えに筋力の低下を招き、昔よりも低体温な人が増えるようになったと考えられます。
セサミンたっぷり!ゴマを食べよう
ゴマに含まれるセサミンには、コレステロールを下げる作用があると言われており、血中の脂質代謝に役立つとされています。ドロドロ血液の一因を作る、余分な脂肪を燃焼させましょう。
栄養いっぱいの黒酢
調味料に飲み物にと、普段から使いやすいのがアミノ酸たっぷりの黒酢。アミノ酸とはタンパク質の材料になるもので、血液の材料としても必要なものです。なかでも黒酢に多いアルギニンは、血管の拡張効果があるとされています。また、血球を分離させる働きがあるアリシンも豊富です。つまり、血管を広げて、くっつきあっていた血球をバラバラにすることで、血液の流動性を高めるようにサポートしてくれるのです。
血液サラサラは健康美の秘訣
血液がきれいであれば、体内の働きも正常に作用するはず。健康でいることはもちろん、肌が元気になったり、髪や爪がきれいになったりすることにもつながります。内側の健康は、外側の健康そのもの。健康美を維持するためにも、いつも血液がサラサラの状態を目指したいですね。
ポイント
サラサラの血液は美の秘訣!ゴマと黒酢で健康美を保ちましょう!